映画:地球交響曲 ガイア・シンフォニー


~『地球交響曲第七番』予告より~

広報から環境問題を考える映画を紹介します。
『地球交響曲 ガイア・シンフォニー』
ガイアとは、地球の呼び名です。地球の生命圏が、あたかも巨大な生物のように、海洋塩分の濃度や気温、
大気ガス組成などを自己調節・維持していることから、生態学者ジェームズ・ラブロックがガイア仮説を1977年に提唱しました。

地球をガイアと呼ぶことは、日本ではかなり浸透していると思うのですが、それはこの映画、龍村仁監督のドキュメンタリー、
『地球交響曲 ガイア・シンフォニー』の知名度のおかげもあると思います。

『地球交響曲 ガイア・シンフォニー 第一番』がひっそり公開されたのは1992年。
現在は第八番まで作られていますが、ほとんどロードショー公開されることはなく、自主上映と形をとっています。
口コミのみで観客を240万人も集めているのは凄いことです。

『ガイア・シンフォニー』では、地球をひとつのいきものと捉え、その中に生きるわたしたちの一人ひとりの可能性やつながりを、
奇跡のように美しい映像と力強いメッセージで描いています。

第一番では、ミュージシャンのエンヤ、元宇宙飛行士のラッセル・シュワイカート、登山家のラインホルト・メスナー、
動物保護家ダフニー・シェルドリック、普通のトマトの種から一万五千個ものトマトを実らせる植物学者の野澤重雄が登場。
ガイアへの愛情に満ちた優しい言葉が語られます。

「ネガティブな状況こそ、ポジティブな世界を生み出す源泉」という言葉は力強く私たちの魂を揺さぶってくれます。
地球がなければ私たちもいません。この地球とわたしたちは、手を携えて生きています。
わたしたちが破壊しようとしている地球は、私たちの手で、癒すこともできるはずなのです。