サーキュラーエコノミーという言葉を聞いたことがありますか。日本語で直訳すると、循環経済ですが、一体どういうものなのでしょうか。
ここでクイズです!
クイズ第1問:サーキュラーエコノミー(循環経済)が掲げていることは次のうちどれでしょうか。
A:お金をいろんな人に分け与えられる社会を作る
B:様々な食品や製品がグローバルに輸出入される世界を作る
C:本来ごみとなっていた製品を循環させる経済システムを作る
クイズ第2問:2021年に世界12か国を対象に行ったアンケートでは、サーキュラーエコノミーの内容を理解していると回答した人は、全体の平均で39%でした。日本の回答は何%でしたでしょうか。(2021年 電通・電通総研「サステナブル・ライフスタイル意識調査」より)
A:8.4%
B:32.6%
C:57.5%
サーキュラーエコノミーとは
今までは、大量にものを作る、使う、捨てることが当たり前の社会でした。しかし、この仕組みでは世界の人口増加により、2030年には地球2個分の資源が必要になると言われています。資源を一度使い終わった後も有効活用していくことで、持続可能な社会を作ろうとする社会経済システムがサーキュラーエコノミーです。
2010年に設立し、イギリスに拠点を置くサーキュラーエコノミーを推進する組織「エレンマッカーサー財団」は、サーキュラーエコノミーの概念図を作り、モノの流れに合わせてどのような循環ができるかわかりやすく図で示しています。
どうすればサーキュラーエコノミーの社会を作れるのか
サーキュラーエコノミーの社会を実現するために、3Rはもちろん、他に次のような取り組みがあります。
シェアリング
車のレンタルやリース、服やバックのレンタルサービスなど、ものを多くの人が共有して使う仕組みに変えることで、生産量を減らし資源の無駄遣いを防ぎます。
リファービッシュ
電化製品の初期不良品や中古機器を修理し、再販売することを言います。APPLEは、整備済製品として、スマホやPCのリファービッシュ品を新品製品よりも安く販売しています。
環境配慮設計
ものを作るときに、リサイクルしやすい設計にしたり、リサイクルされた再生素材を原料として使用したり、環境に配慮したものづくりのことを言います。
他にも、様々な取組が企業や地域で行われています。
身近なサーキュラーエコノミー
サーキュラーエコノミーはヨーロッパからでた考えで、なかなかなじみのない言葉だと思う人もいるかもしれません。しかし、実は日本のものを大切に使うという昔ながらの習慣とよく似ており、「もったいない」の進化系のようなもので、私達の生活にすでに浸透しています。詳しく知りたい方は、ぜひ下のレシピをのぞいてみてください。
まとめ
資源は無限ではありません。様々なアイデアと連携によって資源を循環させていくサーキュラーエコノミーへの移行が必要です。
RECIPE×SDGs
サーキュラーエコノミーの効果
環境分野以外にも、サーキュラーエコノミーの効果はたくさんあります。
〜環境も企業の成長も〜
サーキュラーエコノミーのシステムは、廃棄物の減少や電子化が進むことによって、環境を守ることだけでなく、企業の利益につながる新しい成長戦略として、導入されています。

〜サーキュラーエコノミーで脱炭素に〜
サーキュラーエコノミーにシフトすることによって、2019年の温室効果ガス排出量の39%にあたる228億トン-CO₂を削減し、気候変動対策に大きく貢献すると試算されています。
出典:Circle Economy「THE CIRCULARITY GAP REPORT 2021」

クイズの正解
~第1問の正解~
C:正解は本来ごみとなっていた製品を循環させる経済システムを作る
サーキュラーエコノミーの考えに、「ごみ」は存在しません。使用済となったものも、捨てることなく資源として有効利用できるという考えが前提となっています。
~第2問の正解~
A:正解は8.4%
日本では世界と比べて、サーキュラーエコノミーという言葉や考えが浸透していません。内容を理解していると回答した人の割合が最も多かった国は、中国で64.4%にのぼります。
