脱化石燃料由来プラスチックへの挑戦

今年7月1日からプラスチック製レジ袋の有料化が義務づけられ、また企業による、従来の化石燃料由来プラスチックに替わる新素材の開発や、自社製品への新素材導入のニュースが増えています。進みつつある日本のプラスチックごみ対策ですが、今月は生分解性プラスチックとバイオプラスチックのお話です。

 

新素材プラスチックのいろいろ

よく耳にする「バイオプラスチック」という言葉は、一般的に「生分解性プラスチック」と「バイオマスプラスチック」の総称として使われます。これらに石油が使われていないかと言うと、生分解性プラスチックには石油由来のものもあります。

生分解するプラスチックが、どんな環境で生分解するのかは種類によって異なります。例えば PLA(ポリ乳酸)はコンポストによる高温多湿な環境では分解されるが、通常の土壌や水では分解されにくく、バイオPBS(ポリブチレンサクシネート)はコンポストもしくは通常の土壌では分解されるが、水では分解されにくいという具合です。理由は、コンポストと通常の土壌と水では生息する微生物の種類や密度が異なるからです。

 

 

新素材プラスチックの課題

「生分解性を高める」ことは、裏を返せば、物性の安定性、耐熱性、耐衝撃性等を落とすことになります。例えばPCや家電品等の耐久性が必須の製品には生分解性プラスチックへの置換えよりもリユースや従来のような回収&再資源化が適しているということになります。他にも、水で生分解できるプラスチックの種類は現在はまだ僅かであったり、製品の用途に応じて、急速に分解する素材や緩やかに分解する素材が求められる等、課題は少なくありません。「強度や安定性」と「生分解性」の両方を併せ持つ素材や、生分解の開始のタイミングをコントロールできる素材等の研究開発は既に始まっており、期待が高まります。

 

新素材プラスチック・・・企業の導入事例

さまざまな業界で、自社製品や梱包材等の一部もしくは全てのバイオマスプラスチックや生分解性プラスチックへの切替えが始まっています。その一部を紹介します。

 

最後に本コラムの内容を1枚にまとめたニュースレターを添付しますので、ご参照ください。
ニュースレター_2020.2

令和2年2月21日
株式会社リーテム
サスティナビリティ・ソリューション部
杉山 里恵
(図)加藤 翠

リーテムのサービス紹介

オフィス機器、什器リユース・リサイクルワンストップサービス

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