環境教育 ~夏休みの子どもたちへ~

今回のコラムは、子どもたちの夏休みが間近ということもあり、子ども向けの環境教育などについて紹介させていただきます。

まずはじめにリーテムの紹介をさせていただきますと、以下のサイトにもあるとおり、資源に関する環境問題やリサイクルに関するわかりやすいセミナー、見学会を開催しております。また、小・中学生や親子を対象とした工場見学会や学校への出張授業なども行っております。

そのセミナーや授業で使用している子ども向けに作成したテキストのほんの一部を用いて、資源問題やリサイクルの重要性について、簡単に紹介させていただきます。

どうして環境問題が起きているのか

世界人口は2011年10月31日に70億人を突破しました。この70億もの人間は、生活するために”資源”を多く利用し、不要になったものは廃棄物として大量に排出しています。
“資源”の中には化石燃料や鉱物資源などがあり、みなさんご存じのとおりその量に限りがあります。また、これらの”資源”を利用する際には、CO2などが多く排出されてしまいます。

生物圏では、自然のシステムの中で、これらの廃棄物やCO2をその自浄能力により、元の状態、自然に戻すことができますが、その能力には限りがあり、70億人もの排出する分までを処理する能力は兼ね備えてはいないと言われています。

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そのため、私たちの便利なくらしと引き換えに、以下の画のような地球温暖化や気候変動、資源の枯渇などの環境問題が起きています。

私たちには、自分たちで引き起こしているこれらの環境問題に対して、生態系にできるだけ悪影響を及ぼさないような努力をする責任があります。

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次にこれらの環境問題の中の「資源問題」について少し見ていきたいと思います。

資源問題

例えば、金属の製造過程を見ていきますと、以下の画にもあるとおり、金属資源の調達の際の鉱山開発などで多くの森林破壊や海洋・河川の汚染、大気汚染を引き起こしています。
具体的な事例として、かつて天国に一番近い島と呼ばれていたニューカレドニアでは、大規模な資源開発により、汚泥や有害物質が海に流れ出て、生物の死滅や生態系の破壊も起きてしまい、かつてのきれいな海の一部は存在していないものと思われます。その他資源採取国では、様々な環境汚染により病気にかかってしまうなどの問題が起きています。

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都市鉱山

また、資源問題について、都市鉱山(※)の思想に基づいて解説させていただきますと、以下の画にもあるとおり天然の鉱山から金を採掘するよりも携帯電話等のいわゆる都市鉱山から採取した方が、回収できる量も効率的で、さらに環境にも配慮された方法で金を採取できます。
※都市鉱山…都市にゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源を鉱山に見立てたもの

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リーテムでできること

リーテムでは、これらの環境問題をできるだけ多くの人に正確な情報を伝え、実際に見て、触れて、体感してもらうことで、リサイクル(再資源化)の重要性を広めていく活動を進めています。
そしてその先には、持続可能な社会を創造し、実現していきたいと考えています。

(繰り返しになりますが、この環境教育の資料、内容は、いまリーテムで行っている環境教育資料のほんの一部であり、他にもいろいろなメニューを取り揃えております。)

夏休みの環境教育的イベント

子ども向けの夏休みのイベントを以下に紹介させていただきますので、小・中学生をお持ちのお父様、お母様は子どもを連れて一緒に見て、心で触れられてはいかがでしょうか。

【各省庁主催、子ども霞が関見学デー】
◆子ども霞が関見学デー(文科省、各省庁主催の8/8,9の霞が関等でのイベント)
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/

◆平成24年度「子ども霞が関見学デー」参加府省庁等プログラム
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/__icsFiles/afieldfile/2012/06/29/1308236_1_4_1.pdf

◆平成24年度子ども霞が関見学デーの趣旨に類する取組
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/__icsFiles/afieldfile/2012/06/26/1308236_2.pdf

◆平成24年度子ども霞が関見学デーの関連イベント
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/__icsFiles/afieldfile/2012/06/26/1308236_3.pdf

 

【環境教育教材】
◆小学生・中学生のエコ学習
http://www.eeel.go.jp/kids/index.html
(環境省、文科省)

◆こども環境白書2012
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/kodomo/h23/index.html
(環境省)

 

【3.11を忘れない】
前述の環境教育のほか、夏休みを利用して3.11の震災についても、以下の教材をもとに親子で話されてはいかがでしょうか。

以下の教材は筆者が読んでもとても勉強になった教材であり、今回の震災を風化させない、子どもたちにも正しい情報をその年齢に合わせて伝えていかなければならないものと考えますので、ここにご紹介させていただきます。

◆小・中学校版防災教育補助教材「3.11を忘れない」
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr120126-2.htm
(東京都教育委員会)

◆高等学校「保健」補助教材「災害の発生と安全・健康~3.11を忘れない~」について
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr111110b.htm
(東京都教育委員会)

 

【環境教育等促進法】
環境教育に関する最新の法律の動きということで以下を紹介します。

◆環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律施行規則等の公布について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15403
(環境省、報道発表資料~平成24年6月29日~)

今年の夏の環境教育や教材、イベント等の紹介は以上となります。

これからも行政や企業、研究機関等で環境問題について様々な取り組みがされていくことと思われます。その取り組みはそれぞれに成果がありますが、皆が協力して取り組めばその効果は大きなものへつながっていきます。その取り組みの一場面に、未来を生きていく子どもたちの姿を想像し、子どもたちも率先して参加できるような機会を大人が創造していかれてはいかがでしょうか。

今回のコラムはそのツールとして紹介させていただきました。お子様をお持ちのお父様、お母様におかれましては、今年の夏休みは子どもたちの心に”環境”への関心を育む機会を見つけられてはいかかでしょうか。

(本コラムの著作権はリーテムに帰属しており、リーテムに無断で転用・転載することはできません。)

 株式会社リーテム
経営管理部
法務G
坂本裕尚