プラスチック再資源化方法の昇華

リーテムに搬入された産業廃棄物は、破砕機にかけられ、鉄、アルミ、ステンレスを取り除いた後、非鉄精錬会社に送られ、更に金、銀、銅、パラジウムを取り除きます。
よって、金属は、ほぼマテリアルリサイクルされます。

一方、産業廃棄物に含まれるプラスチックは、金属を取り除いた後の残渣(ざんさ)に多く含まれ、固形燃料化されるかまたは焼却施設で燃やされてサーマルリサイクル(熱エネルギーの回収・利用)されます。
リーテムでは「分ければ資源」を合言葉に出来るだけ埋立処理に回らない工夫を積み重ねてきました。

最近ではコンビニエンスストアを始めとした小売店でレジ袋が有料になり、更には令和4年4月1日より「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行され、プラスチックの廃棄量削減に努めないといけなくなりました。

それを踏まえリーテムでは、廃棄物に含まれるプラスチックをこれまでのサーマルリサイクル中心からマテリアルリサイクルへの転換をはじめています。
金属もプラスチックもマテリアルリサイクルされる仕組みを構築中です。

この写真は、リーテムで金属を取り除いたあとの残渣を更に選別して得られた ABS です。
PP、PS も同様にして選別することが可能です。