カーボンニュートラルへの取組

2020年10月26日、菅前首相が「2050年にカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指します」と宣言され、2020年12月25日に「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が発表されました。その14の重要成長分野には「資源循環関連産業」も入りました。

これからは、カーボンニュートラル実現のために、リーテムのCO₂排出量(Scope1、2)の削減への取組とともに、鉄やアルミ、金銀銅、プラスチックなど価値の高い再生資源をつくり、供給してまいります。お客様のCO₂排出量(Scope3)の削減はもちろん、社会全体の温暖化対策に資するよう努めます。

リーテムの温室効果ガス(GHG)の排出・削減状況

2022年度の当社全体における温室効果ガスの排出量は約682t‐CO₂(前年度比 約60%減)でした。発生起源別の内訳比率は、Scope1の燃料起源によるものが約93.6%、Scope2の電力起源によるものが約6.4%でした。

2022年度の温室効果ガスの排出量
算定期間:2022年4月1日~2023年3月31日
排出係数(電力):電気事業者別排出係数 東京電力エナジーパートナー(株) (令和3年度実績)
排出係数(その他):環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(ver.3.3)」

国の2030年度目標を達成

2022年度の排出量を2013年度(当社基準年度)の排出量に比較すると、約60.5%の減少であり、国の「2030年度に2013年度比 46%削減」 の目標を達成しました。減少率が5割を超えた大きな要因は、2022年度期間中に、2つのリサイクル工場並びに本社事務所ビルで使用する電力を、再生可能エネルギー由来の非化石証書付電力に切り替えたことです。


リーテムのGHG排出量削減に向けた取組

リーテムでは、省エネの徹底とエネルギー利用効率の向上、再エネ由来電力への切り替えを進めています。今後も、リサイクル工場の省エネルギー化を図り、全社で持続可能なエネルギー由来の電力への切替を更に進めていく計画です。また、お客様からのGHG排出量データ提供へのご要望にもお応えしてまいります。

省エネルギーの徹底と、エネルギー効率の向上

再生可能エネルギー由来電力への切替え

お客様のGHG排出量削減に向けた取組

なぜ、リサイクルによって再生資源の供給を増やし、再生資源を国内で利用すると、CO₂排出量を削減できるのでしょうか。それは、天然資源の採掘から素材の生産までの事業活動に伴うCO₂排出量を大幅に減らせるからです。また、製品を繰り返し使う、シェアする、部品をリユースすることも、CO₂削減につながります。
リーテムは、金属やプラスチック、ガラスの再資源化や使用済製品のリユース、廃棄物管理サービスやコンサルティングサービスを通じて、お客様と循環システムの構築に取り組んでいます。循環型に変えることによりCO₂の削減につながります。

電子・電気機器、OA機器からの再資源化

情報処理端末小型家電など、大小さまざまな電子・電気機器、OA機器から、鉄、アルミ、金銀銅などの資源を再生しています。

[再資源化サービス]

情報処理端末

小型家電

太陽光パネルのリユース・リサイクル

「循環経済ビジョン2020」でも循環システムの検討が急がれる分野として指定されている太陽光パネル。リーテムは、自社工場でのリサイクルとリユースを進めています。

[再資源化サービス]

太陽光パネル

プラスチックリサイクルへの取組

使用済製品に含まれるプラスチック。これまでのサーマルリサイクル中心からマテリアルリサイクルへの転換をはじめています。

[プラスチックリサイクル ]

プラスチック再資源化方法の昇華

製品の循環システム構築のご支援

20年以上運営している全国ネットワークを活用した適正処理・管理システムや、お客様の製品の広域回収・再資源化システムの構築・運用をご支援しています。

[廃棄物管理サービス]

全国廃棄物まるごと管理

[環境・サスティナビリティコンサルティングサービス]

廃棄物の広域認定取得・運用支援